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2018/08/01

若坊守のいこいこ日記(大切な人との別れ)

お盆が近づき、大切な方との別れを思い出し、手を合わせる方も多いと思います。

 

私は一週間前に実母方の叔父を亡くしました。
叔父の家は実家と近くだったため、小さい頃からしょっちゅう遊びにいっており、結婚してからも私は実家に帰る度に娘と遊びにいかせてもらいました。

 

前回実家に帰ったときは普通に家でにバイバイと手を降ったのに、今回会ったときは病院でした。

見るのも辛いほどとても痩せてしんどそうに、でも私と娘をみて少し笑ってくれました。

 

「おじちゃん、帰ってきたよ、娘もこんなに大きくなったよ。」と話しかけると、うんうんと頷いて笑ってくれました。

いつもは大声で走り回るおてんば娘も病室でなにかを感じとり、静かにそして、恥ずかしそうに、私とは離れたところでたっていました。


「また明日も来るからね、待っててね。」と言い、おじちゃんの暖かい手と握手をし、娘はタッチをしました。

その次の日、叔父は亡くなりました。64歳。まだまだこれからいっぱい会えるし、話せると思っていました。

 

娘は枕経の時、
「しー、おじちゃんねんねしてるからね、静かにして!」

と必死にみんなに言っていました。


葬儀では棺のなかに花をいれているのをみて、

「おじちゃんお花のなかでねんねしてるね。」
「まんまんあん、したね。」


と言うので、「おじちゃん仏様になったんだよ」

と伝えると次の日から

「おじちゃん仏様になったね。」と何度も口にするようになりました。

 

無邪気でまだ死ということが分からない娘はニコニコと親戚が集まっているのが嬉しくて本堂を走り回りました。

そんな娘に困らされながらも、そのお陰で悲しみが少し紛れ、救われました。

 

私の叔父は音楽をしていてかっこよくて、気さくで憧れの叔父でした。
高校生の時にはギターを借りて叔父のスタジオで録音させてもらったり、実母が大病をした時は私を連れて病院までの送り迎えをしてくれました。

また私の結婚を心配してお見合いの場を作ってくれたこともありました。(うまくいきませんでしたが😅)

だから結婚が決まった時はとても喜んでくれたのです。

 

いっぱいありがとうを伝えたいです。


まだまだ娘の成長も見てほしかったし、話も聞きたかったです。

 

興奮して疲れた娘をだっこして、たくさんのことを思い出し、悲しみのなかに手を合わせました。


悲しさ、寂しさは、なくならないけど、娘と共に「ナモアミダブツ」とお念仏をとなえ、

一緒に手を合わせるとその手はとても温かく、お浄土に生まれられた叔父を偲ばせていただきました。

 

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