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2024/02/03
『鬼は〜外!福は〜内!』今年も節分の日を迎えました。
節分とは「季節を分ける」という意味で、それぞれの季節が始まる日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指します。特に立春(2月4日ごろ)の前日(2月3日ごろ)を節分と言う場合が多いです。また、その日に行われる伝統的な行事も節分と呼ばれます。
この時期にやってくる災い(鬼)を追い払い幸福をまねき入れるのが豆まきですね。
では一体鬼とはなんなのか?
私に都合の悪いものを鬼と呼び外に追いやり私に都合の良いものだけを招き入れようとする『私の都合』こそ鬼の住処(煩悩)ではないでしょうか。
親鸞聖人のご和讃のなかにも
悪性さらにやめがたし こころは蛇蝎のごとくなり 修善も雑毒なるゆゑに 虚仮の行とぞなづけたる
無慚無愧のこの身にて まことのこころはなけれども 弥陀の回向の御名なれば
(「正像末和讃」『註釈版聖典』六一七頁)
こうした親鸞聖人自身も我が心のありさまに常に向き合い続けるお姿があります。
お念仏のおみのりに出逢いますと鬼の住む私こそ阿弥陀如来の救いの対象であると聞かせて頂きます。
鬼という(煩悩)が自分自身を見つめ直すよりよいはたらきをしているからこそ、このように味わえるのだと思われます。これが他力真実のご法義なのです。
追い出そうとする私も出される鬼も帰っておいでと呼び続ける南無阿弥陀仏を頂き今日はほどほどに豆を頂き海苔巻(恵方巻)でもいただきましょうか?
合掌なんまんだぶ🙏
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