若坊守のいこいこ日記（ママだってお参りしたい！）

毎日遊びに行く児童館では小学生や幼稚園生の姿がなくなり、夏休みが終わったことを実感します。

児童館であうお母さん方と話していると夏休みの多くを実家で過ごされる方が多く、そして帰る理由として法事があるからという理由が多くてびっくりしました。

「私たちもそんな年齢になったのよねー。」とか

「子供が静かにしてくれるか心配ー。」という会話が聞こえてきました。

お盆を含む夏休み。せっかく親戚が集まるのだからその時に法事をと思われる方が多いのかと思います。

若い方や小さなお子さんも仏様の教えにあえる機会がもたれるというのはとてもありがたいことだなあと思いながら聞いていました。

しかし同時に子どもが暴れないか、静かにしてくれているか、という不安を抱えられているお母さんの気持ち、痛いほどよくわかりました。

ちょっと外食をするにしても、電車に乗るにしても、母親はいつも周りの目を気にしてビクビク、ドキドキしています。

ましてやお母さん方にとってもお寺という場所は未知の場所でしょうからなおさらです。

うちの娘は広い本堂大好き、お参り大好き、ご門徒さん大好きです。

それはいいことなのですが、毎回テンションが上がりすぎて、叫ぶ、走り回るで、最近は内陣でお経を読んでいる住職、若院の邪魔までし始めたので困っています。

そうなると若院から私がにらまれ（いや、目配せだと思いたい。。。）娘を本堂からつまみ出すことになります。

楽しい場所から遠ざけられたことに腹を立てた娘は大声で泣き叫び、暴れるのです。

ここまでうるさい子もなかなかいないと思います。おいおい、泣きたいのはこっちだよって感じです。

こんな感じで小さな子どものいる母親はいつも緊張しています。

どうか一緒にお参りされるご家族の皆様はあたたかい目で子どもたちを見守ってほしいと思います。

そしてどうぞ気にせずお寺へ一緒にお参り下さい。

きっと子どもながらにおじいちゃん、おばあちゃんの手を合わせる姿をみて、仏様に手を合わせることの大切さが伝わると思います。

お寺といういつもとは違う不思議な空間で子どもたちがのびのびと仏様の教えにあえる機会がもっと増えるとよいのになあと思いました。

それと同時にお母さんだって時にはゆっくり心を落ち着けてお経を聞いたり、法話を聞く時間がほしいー！！！と思う今日この頃です。