令和元年11月16日17日当山報恩講御満座円成致しました。

報恩講御満座円成いたしました。

令和最初の報恩講今年も多くの皆さまのお陰により報恩講お勤め出来ましたこと深く感謝致します。

今年は両日とも暖かい日により気持ちよくお参りに来れたよ。とおしゃる方もおられました。
御門徒さんも早くから幕や仏旗、参道の竹灯籠を用意してくださり、美味しいお斎(食事)のお接待ありがとうございました。

今年、お迎えいたしました
御講師の先生は昨年に引き続き奈良県 正蓮寺 小林光先生(山科別院に奉職)でありました。

講題『おかげさまの世界～わたしとは一体何なのか～』

引き続きのお取り次ぎありがとうございました。

いつも丁寧な語り口にみなさんも和やかにお話に聞き入っておりました。

今回先生からご紹介いただいた詩を載せました。

つくづく私中心の生活の中でしか物事を見ようとしない。自分を見つめなおす良い詩であります。

『おかげさま』　　　かみどころじゅうすけ作


　　　夏が来たら　冬がええといい　　
　　　冬になりゃ　夏がええと言う
　　　借りた傘も　雨が上がれば邪魔　　
　　　金を持ったら　古びた女房も邪魔　　　
　　　所帯持ったら　親さえも邪魔　　
　　　　　　　　　　　　
　　　誰も彼も　どこもかしこも　かさかさ
　　　乾ききった　味気ない　この頃
　　　衣食住は昔に比べりゃ　天国やが
　　　上を見ては不平不満
　　　隣を眺めては愚痴ばっかり
　
　　　何で自分を　見つめないのか　
　　　静かに考えてみるがええ　
　　　一体自分って　何やろう
　
　　　親のおかげ　先生のおかげ　
　　　世間様のおかげ　
　　　おかげの塊が　自分やないか
　　　いくら長う生きても
　　　幸せのど真ん中にいても
　　　おかげさまが見えなけりゃ　
　　　一生不幸

誠にありがたいご縁を頂きました。

ようこそようこそのお参りでございました。