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2018/05/13

若坊守のいこいこ日記(帰る場所がある)

もうすぐ3歳になる娘が来年度からの幼稚園に備え、4月から週1回2時間預かり保育をしてもらうことになりました。

 

生れてからずっとどんな時も一緒だった娘がたった2時間とはいえ私から離れるということで親としては不安でいっぱいでした。

 

いよいよ預かってもらう初日。

 

娘は何かを感じ取ったのか行きたくない、いやだ!となかなか園庭の中に入ることができませんでした。

 

なんとか園庭に入り、私も一緒に遊びながら少し慣れた頃、多くの保護者と園児たちが遊び始め、ごちゃごちゃしてきたところを見計らい、さっと隠れるようにして幼稚園を後にしました。

 

幼稚園から駐車場にある車に乗るまでの間、人一倍泣き声の大きい娘の声が聞こえてこなかったので、「ああ、良かった、きっと楽しく遊んでいるのだろう。」と安心してその場を離れたのです。

 

しかし!!

2時間後にお迎えに行ってみると他の園児たちがお部屋で先生に絵本の読み聞かせをしてもらっているのにうちの娘だけが園庭で先生に抱っこされて泣いていたのです。

 

先生に話を聞くと、

「おかあさん!おかあさん!!ごめんなさい!ごめんなさい!」

と言いながら泣き続けていたというのです。

このことを聞かされ、私は娘に「悪いことをしたなあ、ごめんね。」と思い涙が出てきました。

 

先生から

「お母さん、大丈夫ですよ。みんな最初はこうなんです。ごめんなさいって言っているのは、今この悲しい気持ちをうまく表現する言葉がないから使ってるだけで、気にする必要はないですよ。」

と言っていただき少し気は楽になりましたが、何とも言えない罪悪感を感じ、泣きつかれた娘を抱いて帰りました。

考えてみればさっきまで一緒に遊んでいたお母さんが突然いなくなって不安で仕方なかったのだと思います。

 

次の週、案の定よく覚えている娘は最初から行きたくないと言って泣きました。

私は「お母さんご用事があるからお友達と先生と遊んで待っていてね、お母さん絶対に迎えに来るからね!!大丈夫だからね!!」

と何度も何度も言い聞かせました。

 

そしてイヤイヤながらも別れてから2時間後、娘はやはりまた外で泣きはらした顔で私のことを待っていました。

しかし先生から

「娘さんはお母さんが迎えに来てくれるから大丈夫!!って言いながらずっと泣いてたんですよ。

よくわかってるんだなあ!すごい子だな!って思いましたよ。」

と言っていただきました。

 

小さくてまだまだ私の言うことを理解できないと思っていた娘はいつの間にか私が思っている以上に私の言葉を理解し、

敏感に多くのことを感じたり、考えているのかもしれないなあと思いました。

お母さんと少しの間離れるのは、悲しくて寂しいけれど、

でも必ず迎えに来てくれるということがわかっていたらこれからなんとかやっていけるのではないかなと思えた瞬間でした。

 

 

娘はまだまだ甘えん坊で通園を嫌がりますが早く慣れてくれるといいなと思います。

 

 

 

 

 

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